フリーランスに必要なのは「コミュニケーション能力」!

今年はあまり「5月病」の言葉を聞きませんね。
働き方が多様化して5月病の症状も変わってきているからでしょうか。

そんな働き方の多様化で代表的なものはテレワーク(リモートワーク)、フリーランス、パラレルキャリアだと思いますがAkrosの受講生にも多い「フリーランス」を目指す方々がどうすれば成功できるのかについて、今回はデータを参照しながら見ていきたいと思います。

フリーランスの人口や規模は?

Lancersが発表した「新・フリーランス実態調査2021-2022」によると、フリーランス人口は2015年と比較して640万人増加、経済規模は9.2兆円増加しています。

出典『新・フリーランス実態調査2021-2022「現在のフリーランス人口・経済規模」』

2021年1月から2021年10月にかけて経済規模が一時縮小しているのはコロナの影響ですね。
ただ、その期間でも人口は増加しています。
オンラインのみで仕事を完結させているフリーランスも増えており、やはり「フリーランス」「テレワーク」は相当な勢いで浸透してきているのであろうことがわかります。

フリーランスの年齢

副業(兼業)であるのか完全独立系であるのかで違いはありますが、どれも平均年齢としては40代、今までに培ってきた人脈やスキルを活用している人が多いのだろうという印象を受けます。

出典『新・フリーランス実態調査2021-2022「フリーランスの年齢」』

 

特に、完全に独立していわゆる「自由業」という働き方をしているフリーランスは20代では2.8%しかいませんが30代で10.6%、40代で19.9%、50代で33.9%と年齢が上がるごとに増えています。

フリーランスのトラブル

フリーランスとして自由な働き方をするために、「若いうちでないと」いけない訳ではないことがわかりましたが、そのことはフリーランスの30%以上が「マネジメント経験がある」と答えていることからもわかります。これは「フリーランス協会」発行の「フリーランス白書2020」にある企業との契約トラブル経験があるかどうかという質問に対する回答で、

出典『新・フリーランス実態調査2021-2022「トラブル経験」』

 

「はい」と答えた人が45.6%、半数近くいることからも明らかです。
この回答はフリーランス側からの回答ですが、逆に言えば企業側もフリーランスと仕事をする上で同じだけトラブルになった経験があるということになります。

トラブルを起こしたくて起こす人も企業もいませんから、企業側だってトラブルは避けたいでしょう。避けるために何が重要になるかと言えば、企業側ではコンプライアンス意識でありフリーランス側では自己管理能力となります。

マネジメント経験は部下やメンバーのマネジメントだけでなく自己管理面でのマネジメント力も影響しますので、自己管理能力の高いフリーランスとコンプライアンス意識のある企業が契約すればトラブルは起こりません。
若くてスキルさえあれば良い、ではなく契約や業務に関してマネジメントできる能力もフリーランスには要求されるのです。

もしフリーランスになりたいと思いつつ「自分はもう若くないから」と考えている人がいれば、「あなたの社会人経験もまた重要」であり、それを活かすフリーランスとしての働き方も見つけられることをお伝えしたいと思います。

フリーランスがどうやって仕事を獲得するか

「年齢と経験を活かせるのだ」と言われても、では何をどう仕事に結びつければ良いのかということになります。
重要なのはやはり収入。何を売りにし、どう獲得するのか。
何を売りにするのかという点については個々人によって異なりますし、もし新しくスキルを身に着けたいということであればAkrosとしては下図のように人気のある「Webデザイン」「画像」「プログラミング」をお勧めしますが、

出典『新・フリーランス実態調査2021-2022「習得したいスキル」』

 

どう獲得するのかという点についてはデータにあるようにやはり人脈や過去の取引先との繋がりからが多いようです。

出典『新・フリーランス実態調査2021-2022「仕事獲得の方法」』

 

もちろん、人脈があれば成功できると単純には言えません。
最初は例えば友人知人からお試し価格で受注したとしても、いつまでもお試し価格で続ける訳にはいかないからです。
人脈だけでなく営業力によって獲得することも考えなければなりませんし、人脈が企業であってとしても単価を上げていくためのセルフプロモートも行う必要があります。

安定収入のためには

フリーランスが安定した収入のために必要と考えているものはなにか、ということは下図からよくわかるでしょう。

出典『フリーランス協会「フリーランス白書2020」より「成功に必要なもの」』

 

「成果に結びつく専門性・能力・経験」はわかりやすいですが、「自分を売る力」「やり遂げる力」「前向きな姿勢」「自分の意見を相手に上手く伝えるの能力」など意外に抽象的であったり精神面の問題であったりする内容が並んでいます。
つまり、スキルは売り物として当然ではあるが、売り込む力も必要とされているということです。

売り込み・自己表現

黙って待っていれば仕事が来る、ということはありません。
だからこそセルフブランディングや自己表現力が必要とされています。

問題は、ではそれはどうやったら身につくのかということでしょう。
Akrosでも実際の仕事を通じて、あるいは仮想の業務体験を行うことなどで顧客の課題をヒアリングしたりそれをまとめて提案する力、自分の得意分野をどうアピールするかのセルフブランディングを指導していますが、それ専門に鍛えたいという方も多いことでしょう。

一定のスキル水準は保っている、新たな学びも積極的に取り組んでいる、でも収入が安定しないという場合は自分を振り返ってみてまず営業力を気にするはずです。
営業力と言ってもそう難しく捉える必要はなく、要するに「相手が何を望んでいるのか」「それに対して自分は何を提供できるのか」を正確に把握し、実際に受注した後は「スムーズに報告と確認を行い」つつ「いかにスケジュールを調整するか」です。
ただし、杓子定規に定型文でやりとりすれば良い訳ではありません。

気持ちよくコミュニケーションを図れないと、報告はしているのに相手を怒らせてしまったなんてことにもなりかねません。
自分は個人事業主でも、相手が企業であるなら尚更です。

そんなコミュニケーション・トレーニングに特化した学習としてお勧めするのが、「コミュトレ」です。
コミュトレ

コミュニケーションは企業だけでなくフリーランスでも重要であることはここまで説明した通りですが、実はこれを体系的に学べるスクールというのはなかなかありませんでした。

コミュトレは10万人のデータを基に必要な能力を七つに分類、日本で始めて体系化したスクールです。

立命館大学 教育開発推進機構 教授・藤本学先生の「対人コミュニケーション」の研究から生み出されたコミュニケーション・スキル尺度ENDCOREsを用いたアンケート調査から、トレーニング前後のスキル項目を明確化されるので、何ができなくて何ができるようになったのかという成長が数字で明らかになるのも魅力的です。

フリーランスとして安定した仕事の獲得ができない、トラブルに見舞われることがある、という方はこの機会にまずは無料のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。