Akrosサイトに来る方がよく検索しているキーワード、「Webデザイナー」。
ですが、Akrosでは最近カウンセリングでも「UIデザイナー」や「UXデザイナー」というキーワードを使っています。
果たして何が違うのでしょうか。
そして、どちらを目指すべきなのでしょうか。
データを確認してみる。
まず求人数で見てみましょう。
ざっくりGoogleでこのように検索してみました。
「Webデザイナー」の「求人」は10,200千件がヒット。多いですね。
これが「UIデザイナー」の「求人」数になると2,780,000件。
うーむ、桁が違います。
給料がどうかといえば、求人ボックスの調べではWebデザイナーの年収は正社員で499万円。
十分ですね。平均年収より高めです。
「おお、こりゃいい!」
確かにそうですが、念のためUIデザイナーはどうかと言うと、正社員で580万円です。
「100万も違うじゃん!」
そう思いますよね。
WebデザイナーとUI /UXデザイナーの違い
ではどうしてこんなに違いが出るのか、といえばズバリ、
職種名が示す業務の幅が違う
からです。
Webデザイナーと聞いて思い浮かべるのは、やはりサイトのデザイナーですね。
こちらはイメージも湧きやすいのではないでしょうか。
ちょっと古いですが、おしゃれな人たちがおしゃれなオフィスやスタバなんかでMac持ってドヤってる感じ。
ですが、UI /UXデザイナーと聞いてピンと来るイメージってありますか?
このイメージしやすさの違いは、そう名乗っている人の数の違いでもあります。
それが求人数に如実に表れている訳ですね。
Webデザイナーは確かにWebサイトのデザインをする人です。
ですが、それだけでなく「バナー制作」や「ECサイトの商品更新」「自社サイトの更新担当」まで含まれることが多いのが実情です。
制作会社やよく理解している会社ならともかく、「とにかくWebサイトに関わるならデザイナーでしょ?」とばかりに、昨日まで営業や事務をやっていた人を自社のサイト更新担当に任命して「名刺の肩書きはWebデザイナーにしといて」としている会社も多く、Webデザイナーという職種の範疇が肥大化してしまったことが原因ですね。
対してUI /UXデザイナーはその職名に一般的な知名度ない分だけ、知らない人はまず用いることのできない職種名です。
要するに、肩書きと職務が完全にイコールであり、非常に純化されている訳です。
じゃあ、結局UIとかUXのデザイナーって、何?
ではその「UI/UXデザイナー」とはそもそもどんな職種なのか。
UIとはUser Interface。
UXとはUser eXperience。
つまりユーザーと画面をつなぐ、具体的に言えば
ユーザーにとってどんな画面が見やすいだろうか、
どう表示したらわかりやすいだろうか
ということをデザインするのがUIデザインであり、ユーザーの体験、つまりどう操作するのだろうかこのサイトからどんな体験を得られれば満足できるだろうか、をデザインするのがUXデザインです。
混同しやすいのでわかりやすく言えば、ユーザーの立場になってその操作性など様々な体験から満足を得てもらえるよう工夫するのがUXで、そのための表現や見せ方がUIですから、UXの中にUIが含まれていると考えれば良いかも知れません。
ざっくりした説明だと簡単なようですが、これは非常に重要かつ高度な業務です。
結局のところユーザーの満足度を高めなければ離脱してしまいますしCVにも繋げられません。
どれほど見栄えが良くとも、ページ遷移に時間がかかったり、どれがボタンなんだかわからなかったり、ボタンを押したと思ったら違うところが反応していたなどではユーザーは満足しませんから、それはただのデザイナーの自己満足であり企業としての目的を達成できません。
これまでは「最近のトレンドだから」「基本的な構成だから」「かっこいいから」と見た目だけを重視したデザインをしていましたが、今はそれだけでなく「視覚的なことだけでなく操作性からもユーザーが満足できる体験を作り上げる」ことが重視されているのです。
それを実現できるだけのスキルを持つ人こそが、「UI/UXデザイナー」なのです。
Webサイトで実現したいことを、購買行動から企画レベルで考え、ユーザーを誘導できるデザインを構築する人。
そんなデザイナーなら、誰だって仕事をお願いしたいですよね。
UI /UXデザイナーに求められるのは?
Webサイトはただきれいなかっこいいサイトをデザインすれば良いのではなく、どこをどう操作してもらうのか、そうしたらどう動くのか、1スクロールでどこまで見せるか、どう見せるか、次の1スクロールをしてもらうにはどうしたら良いか、までを考えてデザインしなければなりません。
見た目だけでなくユーザーの心情とそれに連動した操作までをコントロールできるデザイン、そこまでできてUI /UXデザイナーと呼ばれますから、この肩書きに求められるのはデザイン理論や技術はもちろんのこと、マーケティング理論や行動心理などを含めた学術知識や場合によっては人間工学まで修めている人もいます。
そこまで行くとUI/UXデザイナーの枠を超えてマーケターやプランナー、CMOという地位にいる人が多くなって来ますが、まず第一歩を踏み出すためにということであれば
①最新トレンドの追求
②マーケティング理論・デザイン理論
③ツール操作
は最低限修めておく必要があります。
もっとわかりやすく言えば、
Webサイトではどのような消費者行動がみられるのか、
どのような商品・サービスならどのような行動に変わるのか、
それはどのようなデザインで実現されているのか
などを追求する意欲と、そのベースとなる理論、それらを実現するための技術的スキル、これらを習得しなければなりません。
「最新トレンド」と言っても今までのWebデザイナーと違ってUI/UXデザイナーにはマーケティングのトレンドも要求されるからです。
AIDMAやAISASまでは知っている人も多いかと思いますが、消費者の購買行動をデザインの根底に置く以上はSIPSやVISASなどのSNSや口コミなどをベースにした購買行動理論や、DECAXと言った体験を意識した理論を知っておく必要があることは、「最新」を追求しなければならないことや自分が請け負ったデザインの目的や販売するサービスに合うデザインをしなければならないことを考えれば、当然であると言えるでしょう。
第一歩を踏み出すことが大事
なんだか面倒そうと思われるかも知れませんが、これからのWebデザインには必須でありデザイナーとして成功するために有益な学習です。
ところが、ネット上や書籍では様々な情報が飛び交っていてその内容についても学習方法についても千差万別、一体何からどう手をつければ良いのかわからない、という状況でもあります。
Akros Academyでは、そんな「まず何をすれば良いのか」を今のスキルセットから達成に至るまでの道のりを先生と一緒に考え、つきっきりで教わることができます。
教材や動画の一方的な情報提供ではなく、常に今どこまで身についているか、次に何をすれば良いか、を先生が水先案内人となって示してくれる完全個別指導がAkrosの強みです。
まずは無料カウンセリングで、現状と目的を教えてください。
夢を実現するために何をどう、どれくらいの期間で学ぶべきかをしっかりとカウンセリングします。