サイトの目的はまず来てもらう事

webサイトを作る上で何より重要な事はサイトに来てもらう事だ。
今やサイトを表示させる時にアドレスを打ち込む人がいるだろうか?Amazon、楽天、モノタロウなどどアドレスバーにサイト名を打ち込むだけだ。アドレスバーはサーチエンジンに直結しているのでサーチエンジン対策がサイト運営で最も大事な事になる。

世界の検索エンジンシェア

Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share

日本の検索エンジンシェア

初期画面に出す設定(ホームページ設定)をしてしまっているため、いまだにYahoo検索が10%を超えるシェアを持っている。ただYahooJapanで使用しているのはgoogleの検索エンジンであるため、100%近いシェアをgoogle検索エンジンが持っている事になる。

Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share

Googleの検索アルゴリズム

googleは毎日のようにアップデートを繰り返しているが年に2~4回大規模アップデートを行う。大規模アップデートにはそれぞれ名前が付いている。有名な物3つ紹介してみる。

パンダアップデート

「Webサイトの評価に白黒付ける」という意味で命名された2011年2月実施のアップデートの内容はSEO業界を激震させた。それまで被リンクが多ければ多いほど検索順位が上がる事からそれまで「被リンク1件いくら」という取引がされていた。

googleは同じ内容のサイトをインデックスしない

被リンクを増やすためにクライアントサイトのリンクを追加した全く同じ内容のサテライトサイトをネット上に被リンク数に応じで増産する手法で被リンクを増やしていたSEO業者が淘汰された。140文字以上同じ文章があれば時系列で一番古い物を唯一残し後はカウントされなくなった。

ペンギンアップデート

パンダと同じく「白黒付ける」ことから、ペンギンと名付けられた2012年4月実施のアップデートではパンダをさらに進め、SEOスパムと低品質な被リンクに対してWebサイトにペナルティを課された。

具体的に下記のような物が対象になり、いよいよ作為的なSEO対策が制裁を受ける事態になった。

  • コンテンツの自動生成
  • リンク プログラムへの参加
  • オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
  • クローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • コンテンツの無断複製
  • 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
  • ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
  • フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
  • リッチ スニペット マークアップの悪用
  • Google への自動化されたクエリの送信

上記の内容はgoogle公式で詳しく説明されている。
ウェブマスター向けガイドライン
このアップデートで価格コムは検索1ページ目に有ったキーサードが全て一気に500位以下に落とされ10位以内に上がって来るまで3カ月もWEB技術者が会社に缶詰めになって対策したそうだ。

モバイルフレンドリーアップデート

2015年4月21日に開始したアップデートはインターネット利用がPCからスマートフォンへ移行する上で必然的に行われたアップデートだ。内容は旧来のPC用サイトはスマホで見た時に文字が小さすぎて見づらく、リンクをタップしても目当てのリンクを押す事が難しいなど、しっかりとスマホ用のUIを用意してデバイスでUIが切り替わるレスポンシブ化を推奨した内容になっている。詳しい内容は
Google検索セントラルの「モバイル フレンドリー アップデートを開始します」ページで見る事ができる。

SEO改善のための具体的な方法

Google検索セントラル」にはその対処方法がまとめてあり、SEO業者に頼る前にこのgoogle公式のSEOティップスを読み倒そう。youtube動画を多用してわかりやすく解説している。

Google 検索の基本を学ぶ

クイックスタート: Google 検索の基本を学ぶでは動画付きで検索エンジン用にサイトを最適化する方法をわかりやすく解説している。ここでは過去にSEO業者が行ってきたような方法ではなくコンテンツのクオリティを上げる方法が詳しく解説されている。

  • わかりやすい説明を記載する
  • 完全な情報を提供する
  • サイトを最新の状態に保つ
  • テキストを使用する(タイトルヘッダーに画像を用いない)
  • 有益なウェブサイトでサイトを紹介してもらう


googleは最後に業者を雇う事も推奨しているが、SEO業者の選び方まで動画で解説している。

アップデート情報はtwitterで常時アナウンス

Googleのジョン・ミューラーはgoogleサーチエンジンのアルゴリズムがアップデートされるたびにtwitterに投稿しているので、サイトを運営しているまたは、WEB制作に関わっている担当者はフォローをおすすめする。

google公式 twitterアカウント

もちろん公式も存在するのでこちらも併せてフォローしておこう。Google Search Central