先日、サイト運営を仕事にしている方と、ABテストの重要性について話す機会がありました。
ABテストと言うとなんか難しそうと考える人が多いですが、実は簡単なブログを運営している人でも知らない内にABテストを行っている場合があります。
ABテストとは?
A/Bテストとは、デザインや機能などを2パターン用意し、ユーザーの動向に基づいて効果を測定すること。主にWebページやバナーのデザインや導線、レイアウトの改良に使われます。
ABテストには、実施から効果検証まで行える専門ツールの導入が便利です。
https://boxil.jp/mag/a11/より
サイト・ブログ内のバナーやボタンを2種類用意して、計測をして結果の良い方を導入するのが一般的です。
ABテストを行わなければサイトの改善が行われることがありません。
ブログの場合は新しい記事を量産して行けば良いですが、更新頻度の少ないサイトやブログではABテストはとても重要な作業になるはずです。
タイトルの変更も立派なABテスト
ABテストと言うと、難しく考える人が多いですが実は簡単です。
例えば、ブログを運営している人ならば後から記事のタイトルを変更することがあると思います。
タイトルの変更も、
変更前と変更後のデータを計測していれば立派なABテストです。
しかし、データを取っていない場合はABテストとは言えません。
ABテストは繰り返し行うことで意味がある
タイトルの大きな変更や、デザインの根本的な変更でもない限り、ABテストで出た「A」と「B」の結果の差は小さい場合が多いです。
しかし、ABテストの一つ一つの結果は小さいかもしれませんが、それを積み重ねることによって大きな成果にすることが出来ます。
例えば、ABテストで直帰率を0.3%下げたとします。
0.3%という数字を見ると、とても小さく思えますが、同じようなABテストを3回繰り返せば合計1%の直帰率改善になります。
実際に直帰率が改善された例
私も自分が運営しているサイトで細かいABテストを繰り返した結果、直帰率が大きく改善されたことがあります。
68%→40%
約30%も直帰率が改善されました。
ちなみにサイト滞在時間も1分以上伸びています。
まとめ
ABテストはちょっと難しそうだからといって避けている人も多いですが、既にABテストを実践している人はたくさんいます。
何かサイトやブログに変更を加える前には、必ず変更前のデータを取っておきましょう。
それだけで、その変更が良い変更なのか、良くない変更なのか数字で明確にすることができます。