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【Gulp環境構築】sassの自動コンパイル【第三回】

大分時間が空いてしまいましたが今回は、【Gulp開発環境構築】タスクを自動化する(sass編)【第二回】の続きを書いていきます。Sass概要についてはリンク先をご覧ください。今日は実際にGulpの中にSassを組み込みタスクを自動化していく方法を説明します。

Sass導入までの環境設定は【Gulpで作る開発環境】タスクを自動化する【第一回】をご覧ください。

nodegulp

プロジェクトフォルダーの作成

任意の場所にプロジェクトフォルダを作ります。仮にwebjukuSassとします。
コマンドライン(Macならターミナル、windowsならコマンドプロンプトなど)上でプロジェクトフォルダに移動します。
Windowsの場合:

c: cd C:¥Users¥プロジェクトフォルダまでのパス¥webjukuSass

Macの場合:

$ cd /Users/プロジェクトフォルダまでのパス/webjukuSass

package.jsonファイルの生成

jsonとはJavaScript Object Notationの省略で、
様々なソフトウェアやプログラミング言語間における
データの受け渡しに使われるファイルの形式です。

コマンドラインで以下のように打つとpackage.jsonが生成されます。

npm init -y

プロジェクトフォルダ直下にpackage.jsonが生成されました。開いて中身を見てみましょう。

{
  "name": "webjukuSass",
  "version": "1.0.0",
  "description": "",
  "main": "index.js",
  "scripts": {
    "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
  },
  "keywords": [],
  "author": "",
  "license": "ISC"
}

gulpとgulp-sassを同時にインストール

次のコマンドでschooSass内でGulpとgulp-sassを使えるようにします。

npm install -D gulp gulp-sass

インストールされたGulpとgulp-sassの
ヴァージョン情報が追加で記載されているのがわかります。

{
  "name": "webjukuSass",
  "version": "1.0.0",
  "description": "",
  "main": "index.js",
  "scripts": {
    "test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
  },
  "keywords": [],
  "author": "",
  "license": "ISC",
  "devDependencies": {
    "gulp": "^3.9.1",
    "gulp-sass": "^3.1.0"
  }
}

コンパイル元のstyle.scssを作る

プロジェクトフォルダ直下にcssフォルダを作り、
その中にstyle.scssを作ります。style.cssには9ページのsassを
SCSS記法で書いてみましょう。

stylecss

 

タスクを実行するgulpfile.jsの作成

gulpを使うためにはこのgulpfile.jsを必ず作成する必要があります。
プロジェクト直下にgulpfile.jsを制作します。

Sassで自動化したい処理をgulpfile.jsの中に書いていきます。

gulpfile1

 

コマンドラインでタスクを実行

style.scssからstyle.cssがコンパイルされるタスクを記述します。

npx gulp

実行したらcssフォルダの中を確認します。
style.cssがコンパイルされているのが解ります。

css

 

インデントを整形する

このままだと
scssのネストのインデントがそのまま反映されており、
見慣れたcss整形になりません。
gulpfile.jsに下記の通り追記します。

tuiki

 

再びコマンドラインでタスクを実行

style.scssからstyle.cssがコンパイルされるタスクを記述

npx gulp

実行したらcssフォルダの中を確認します。
見慣れたcssの整形になりました。

css2

コンパイルを自動化できる

Sassを更新するたびに、
ターミナルでタスクを実行するのは面倒です。
watch機能を使ってコンパイルを自動化しましょう。

gulpfile.jsの記述で自動化したい一連のタスクを関数の中に書き換えます。

css3

 

コマンドラインでタスク自動化

gulpfile.jsの変更を反映するため一度だけ実行します。

npx gulp

style.scssを変更したらstyle.cssが自動更新されるようになりました。

css4

以上でGulpプロジェクト内でSassの自動タスク化が完了しました。
いかがでしたか?今時の開発環境は、Gulpはもはや定番化されています。
Reactでの開発環境に欠かせないWebPack、gulpfile.jsなどの設定ファイルが必要ないParcelなども出てきました。
目まぐるしく変化するフロントエンド開発環境の動向に常にウォッチするようにしましょう。

SublimeText 3エディタでGulp環境を整え、BootstrapフレームワークでSassの自動化ビルドを行うまでの動画授業があります。合わせてご覧ください。

→【2017-2018年版】Sublime Text入門


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