Akros Web & Business Design Academy 名古屋駅校の山下です。
今回はオープンソースのマーケティングオートメーション(MA)ツールmauticについてまとめてみました。
日本でも導入が進んでいるマーケティングオートメーション、今後Akrosでも一講座として開講していくかもしれません、興味ある方はご一読ください。
目次
マーケティングオートメーションって何?
マーケティングオートメーションについて詳しく書かれている記事は沢山ありますので、ここでは簡単に概要だけ記載しておきます。
マーケティングを「数値化」「見える化(可視化)」「自動化」「最適化」し業務を効率よく行うための施策の事で、これを行うために利用するツールがmautic等のマーケティングオートメーションツールになります。
mautic
Mautic は、世界初のオープンソースマーケティングオートメーションソフトウェア(Eメール、ソーシャルなど)です。自分のサーバーにダウンロードしインストールするか、無料のホスティングアカウントを作成できます。
シンプルな3ステップのセットアッププロセスで、5分とかからずマーケティングを管理する準備が整います。
引用mautic
最近はフリープランなどで無料で利用できるマーケティングオートメーション(以下MA)のツールも増えてきましたがフリープランだと機能制限がかかったりして制約があります。
mauticはサーバにインストールして利用すれば制約もありません、予算をかけられない場合や試しに導入して見たい場合に最適ですね。
mauticで何ができる?
Mauticはオープンソースで無料で利用することができますが、他の有料のMAツールと遜色ない機能を備えています。
以下機能的な部分を簡単にまとめてみました。
- リード(見込み客)管理とトラッキング
- 専用のタグを運用しているサイトに埋め込むことで、リード(見込み客)の管理をする事ができます。
トラッキングをすることで行動履歴をデータとして管理します。
※現状の管理画面での表記はコンタクト。
- キャンペーンの作成
- こちらで設定したシナリオを登録できます。
リードがAをしたらBを行うなど、いわゆるマーケティングの活動方法を設定構築し自動化を図ることができます。
- スコアリング
- リード(見込み客)にスコア(点数)を設定することができます。
キャンペーンと合わせて利用しますが、資料請求をしてくれたら+10点などとし、リードのスコア管理が行えます。
例えば総合で80点以上のリード(見込み客)は確度の高いリード(見込み客)とし、メールを送るなど判断材料として利用する事ができます。
- フォームの作成
- mauticにはフォームを作成する機能もあります。お問合せ・資料請求など様々な用途で使い分けが可能です。
- ランディングページの作成
- mauticではランディングページの作成も可能です。テンプレートが用意されているのでそれに沿った形で作成します。
ランディングページは別途作成してmauticのタグを埋め込む方法もあります。
- メールの配信
- リード(見込み客)に対してメールを配信することができます。
開封率やクリック率なども計測できますので、見込み客の興味がどのくらいあるのかなどを数値化(可視化)してみることができます。
- アセット
- 動画や資料など電子ドキュメントをアセットに登録することで、資料などダウンロードが行われたのかどうかなどの管理をすることができます。
- レポート機能
- リード(見込み客)の行動などをレポートとして出力できる機能があります。
ざっとですが有料のMAツールにも劣らない機能を備えているのがわかりますね。
mauticのインストール
レンタルサーバや自社サーバにインストールして使うことができますが要件を確認しておきましょう。
システム要件
- Webサーバー
- Apache2.x以上、Nginx 1.0以上 (推奨1.8)、Microsoft IIS 7
- データベースサーバー
- MySQL 5.5.3以上
MySQL互換のMarida DB 10.1.xでも動作は問題ないようです。
- PHP
- PHP5.6.19以上、PHP 7.0.xもサポート
インストール
mauticを下記ページよりダウンロード解凍しサーバにアップロードしてください。
mauticのダウンロード
事前に必要なデータベースなどは作成しておいてください。
後は自分でアップロードしたアドレスにアクセスして画面の指示通りに設定していけばインストール完了です。
※Wordpressと似たような感じで行けます。
インストール時にエラーが出たらその都度php.iniの設定変更やサーバ側の設定変更が必要になってきます。
ダッシュボード画面
インストールに成功してログイン画面よりログインすると下記の画面になります。
mauticをどう活用する?
mauticはインストールしただけでは何もできません。
導入するサイト(サービス)に合わせ、適切な設定を行ってこそ効果が現れてきます。
- 自社のサイトに導入しマーケティングに活用する
- お客さんのサイトに導入してコンサル業務に活用する
- 自社で開発して機能性をアップさせる
など様々な使い方ができます。
まずは導入してMAのメリット、デメリットや可能性を探ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
MAのツールは様々あるけどmauticはオープンソースで無償で利用できる
mauticは自身のサーバにインストールして利用できる
予算はないがMAを試してみたい時にちょうどいい
インストールしただけでは何もできないので適切な設定が必要
ということで今後企業にも導入が増えていくと予想されるマーケティングオートメーションを気軽に試せるmautic使ってみてください。
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それではまた!