Googleアナリティクスやサーチコンソールのコードを一括管理することが出来る「Googleタグマネージャ」。
実はコードの一括管理だけでなく「外部リンク」のクリック数やクリック先を調べることもできます。
様々なサイトでその方法(タグマネで外部リンクのクリック数を計る設定の仕方)が紹介されていますが、紹介された通りに設定をすると、これまでGoogle Analyticsで正確に取れていたデータが取れなくなる場合があるので注意が必要です。
具体的にどのデータが取れなくなるのかというと、
直帰率の数字が不正確になる
私はアフィリエイトサイトをいくつか運営しているので、あるサイトを参考にしながら外部リンクの計測の設定をタグマネで行うことにしました。
設定自体はとても簡単で、解説を見ながら進めていけばどんな人でも出来ると思います。
設定が終わり、無事外部リンクのクリック数やクリック先のデータが取れるようになったのですが、Google Analyticsにある異変が起きていました。
設定後、直帰率5%以上マイナス
72.67%→66.27%
直帰率が低くなるということは、1ページ以上サイトを見てくれた人が増えた、ということなので悪いことではありません。
しかし、大きな改善をしていないのに直帰率が5%以上マイナスになることはまずあり得ません。
この直帰率の異変はタグマネの設定後だったため、原因がタグマネだということはすぐに分かりました。
直帰率が大幅ダウンした原因
調べた所、直帰率が大幅に下がった原因は外部リンクが内部リンクとしてみなされていた、と言うことでした。
通常、外部リンクへ飛んだ場合、自分のサイト以外のページに飛ぶことになるので、直帰したことになるはずです。
しかし、タグマネの設定後、外部リンクへのクリックも自分のサイトへ飛んでいるとみなされてしまし「直帰率の異常な改善」につながってしまったのです。
これでは正確なデータが取れないので改善策がないか調べました。
改善策:非インタラクション ヒットの設定を変更
外部リンクを内部リンクにみなされない設定方法を見つけたので、私と同じような「異常な直帰率の改善」がある人は参考にしてみて下さい。
先に行っておきますが設定はめちゃくちゃ簡単です。
こちらがあるサイトを参考にしながら設定した「タグ」です。
この中の「非インタラクション ヒット」という項目ですが、現在は「偽」となっています。
この項目を「正」に変えます。
これで設定終了です。
実際に直帰率を確認すると、タグマネ設定前の数値に戻っていました。
まとめ
現在は、分からないことがあってもGoogleで調べれば何でも答えを知ることが出来る時代です。
しかし、全ての情報が正しいとは限りません。
正確な情報を見つけ出さなければ、今回のような異常な自体に陥ってしまいます。
誤った情報をインプットしてしまわないよう、気を付けて情報収集をしていきましょう!!