インターネット上には様々な記事が存在しますが、意外と「HTML5.1」について書いている人は少ないです。
ちなみに、皆さんが使ってるHTMLは4.01ですか?5ですか?
もちろん、2016年11月1日に(W3Cによる)HTML5.1勧告版が公開されたことは知ってますよね!
HTML 5.1 W3C Recommendation, 1 November 2016
その中でも僕がチェックしていた変更点などを「今更」ですが、公開します。
正式勧告なので、明日から使ってもOKですが、基本ルールはHTML5になりますので、
HTML5をマスターしてから注目すると分かりやすいですよ!
目次
<picture>要素、srcset属性が正式採用
※IEでは使うことが出来ないので注意
WordPressでは早い段階から組み込まれていたsrcset属性がやっと正式採用になりました。
癖のある属性なので、使いどころは難しいですが、
共通で使えるようになれば、レスポンシブイメージの指定がより楽になりますね!
<picture> <source media="(min-width: 45em)" srcset="sample_large.jpg"> <source media="(min-width: 32em)" srcset="sample_middle.jpg"> <img src="sample_small.jpg" alt=""> </picture>
<details>要素、<summary>要素が正式採用
<details>要素で追加情報を指定すると、ユーザーが選択できるディスクロージャー・ウィジェット表示となります。
<summary>要素は追加情報の概要などを指定します。
(アコーディオンUIとして使ってはダメ)
<details> <summary>実装サンプルはこちら</summary> <p>このような表示になります。もちろんブラウザ毎で違います。</p> </details>
実装サンプルはこちら
このような表示になります。もちろんブラウザ毎で違います。
<tbody>の前に<tfoot>を書くことの禁止
かつて、<thead> → <tfoot> → <tbody> の順番で記述することが正式な仕様として定められていた(※1)ことがあり、
僕自身も特に指定がない場合はこのように記述していたのですが、今回から「禁止」になったようです。
記述しながら「んん??」と思っていたこともあったので、
やっと胸を張って、<thead> → <tbody> → <tfoot> の順番で使えます!
※1
<tfoot>は、<tbody>のレンダリングを待たずに先にユーザに見せるべきであるということから
<header>要素や<footer>要素が、セクショニング要素内に配置されていた場合に限り、ネストすることが可能に!
空の<option>要素がOK
「要素の中には、文書(または画像)」という常識から、フォーム関係は離れたところにありましたが、
こちらも「待ってました!」と声がでる変更ですね。
色々なサイトでも空の<option>要素は見かけていたのですが、グレーゾーンから脱却です。
こちらも今まで疑問だった記述仕様でしたね。
人によっては「<img>要素の次に書かないと!」と思っていた方も居たのではないでしょうか。
<img>要素のにwidth属性に値:0を書いてもOK
<img src=”#” width=”0″ alt=””> ってやつですね。
当たり前に考えてこう書く人は居ないと思いますが、テクニック的な使い方では非常に多かった記述。
これも「仕方がない」でOKになったのでしょう・・・。
しかし、僕個人としては、<img>要素にwidth属性やheight属性を使うことはあまり好きではないです。
(見た目の変更はCSS派)
<input type=”range”>のmultiple属性の廃止
<input type=”range”>自体使ってない・・・。
ですが、multiple属性を使っている方は見かけますので、そういった場合は今度から、タグを複数書きましょう。
最後に
今回ご紹介した変更点や追加仕様は、全てではありません!
むしろ半分もご紹介できていません。
調べてもらっても良いですが、公式での発表が正確な情報ですので、惑わされないでくださいね。
ちょっとでも不安でしたら、札幌校を初め、東京校でも名古屋でも、長野でもいいので、聞きにきてください!
ご相談であれば無料体験レッスンでお受けできます。