ある受講生がこの学校に体験に来ました。この学校はweb開発全般を教える学校です。
しかし彼はグラフィックデザイナーを目指していました。つまり、紙媒体のデザイナーをしたいという事でした。
紙媒体に必要なツール
紙媒体を制作するには1ページ物ならAdobe illustrator、冊子であればAdobe inDesignが必要です。
かつて東京の第一産業であった出版業界も今や斜陽産業です。
多くのDTPデザイナーが生き残りを掛けてWEBに転向する時代です。
私は彼にDTPの有効求人倍率がとても低い事をお話しし、Webをめざす方がいいとお勧めしました。
それでも彼は頑なに紙媒体のデザイナーを希望しました。そこで私は彼の作品を見せてもらいました。
可能性を感じましたので承知し、今彼は100時間のカリキュラムで受講中です。
ここはオペレーティングを教える学校ではありません
adobeツールのオペレーティングは誰でも学べます。
それを教えているスクールはいっぱいありますが、ツールの使い方を学んでもデザイナーにはなれません。
媒体ごとに目的があり、その目的を達成する事がデザインです。
人間工学に基づき、効果的に視覚伝達出来る事が紙媒体のデザインには求められます。
正直オペレーティングを学ぶのはアドビのチュートリアルとスクーにある100余りのアドビインストラクターの動画を見れば習得できます。
転職は経験者になる事から始まる
彼は今、オペレーティングを覚え終わり、学校や私から振った実案件を制作しています。実案件が掲載されたポートフォリオは即ち経験者のポートフォリオとなる訳です。webでも同じですが、これが一番大切です。
なぜなら新卒でもない限り、紙媒体の制作会社では広告でも出版でも未経験者採用をしないからです。
彼の作品の一部をここに掲載します。
パーソナルジムのチラシ制作↓
最近オープンしたばかりのジムのちらしです。錦糸町界隈にお住いの方無料体験ができますよ。
京都で開かれる個展のメール添付用インヴィテーションカード→
4月6日から1か月開催されますので京都周辺にお住いの方、行ってみてください。
家庭画報社の記事になりましたので、こちらも併せてご覧ください。↓
西川よしえさんの写真展「もののあわれ」が京都ホテルオークラにて開催
今、目録の冊子も制作中です。本日も日曜日ですが15時から授業をします。授業中にはイタリアに住むクライアント様とSkypeでミートアップを行います。
ウェルカム、グラフィックデザイナー志望
田中はweb制作に移行するまでは広告業界でホンダや音楽レーベル、またはルイヴィトンなどのアパレルメーカーの紙媒体、集英社・カドカワなどの出版物を手掛けてきましたのでグラフィックデザインも教える事ができます。
ご興味がありましたら、紙媒体のデザイナーを目指す方も田中までご連絡ください。
作品を見せて頂いた上で可能性があればカリキュラムを組むことができます。