WEBの仕事での考え方[フレームワーク]

デザイナー、コーダー、エンジニア等の制作をしていると
ついつい、納期に追われ、なぜこうしたのか、など立ち位置を見失う事が多々ある
日々精進の1クリエーターです。

制作する人、構成チェックする人を分けるのは、
制作や開発に深く関わる業種・職種ほど、ビジネスの本質ではなく、
技術的なトレンドに流された発想に陥りがちになりやすいからです。

そこで、戦略フレームワークの概念を持っていると
トレンドに流されることなく、本質をブラさない発想が自然とできるようになります。

たくさんフレームワークはありますが、
一部ご紹介します。

3C

自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Competitor)の視点から現状を分析するためのフレームワークです。顧客や競合との関係性から現状の課題や問題点を導き出し、戦略や戦術の妥当性を検証したり、新しいアイデアを論理的に発案するために用いることができます。

3c
 

4P

エドモンド・ジェローム・マッカーシーが1960年代に提唱したのが4Pです。商品(Product)、価格(Price)、販促(Promotion)、流通(Place)の観点から分析するためのフレームワークです。対象となる商品のマーケティング面での特性や課題を、構造的に把握することができます。

4p
 

5F(5フォース)

業界構造を把握するためにマイケル・ポーターが提唱したのが「5つの競争要因」です。これは、自社を取り巻くプレイヤーのパワーバランスを、競合業者、新規参入者、代替品、共有業者、顧客の5つの力(5フォース=5F)に分類して考えるフレームワークです。

5f
 

7S

内部要因をより詳細に捉えるためのフレームワークが、マッキンゼーが提唱した7Sです。これはハードの3Sと呼ばれる戦略(Strategy)、組織(Structure)、システム(System)と、ソフトの4Sと言われる価値観(Shared Value)、人材(Stuff)、スキル(Skill)、スタイル(Style)で構成されます。

7s
 

VRIO

経営資源の競争優位を把握するために使われるのが、ジェイ・B・バーニーが提唱したVRIOです。これは、経営資源を経済価値(Value)、希少性(Rareness)、 模倣可能性(Imitability)、組織体制(Organization)から評価を加えるものです。

vario
 

STP

フィリップ・コトラーが提唱した、効果的にマーケティングを行うためのフレームワークがSTPです。これは、セグメント化(Segmentation)→ターゲット選定(Targeting)→ポジション取り(Positioning)という、マーケティングのための戦略プロセスを定義したものです。

stp
 

SWOT

内部要因の強み(Strengths)と弱み(Weaknesses)と外部要因の機会(Opportunities)と脅威(Threats)のマトリクスで戦略を思考するためのフレームワークです。

swot
 

今回は、分析項目のみの掲載です。
項目より、分析された結果はあくまで、現状の洗い出しであること。

そこから、どうするかは自ら導きださなくては、いけません。

クライアントは、WEB精通者かというと、そうでないケースの方が多いと思います。
クライアントとの打ち合わせの際にも、現状の洗い出しのフレームワークの観点を
持っていると、説得力が持てます。

もっと詳しく知りたい方はぜひ、本校へ足をお運びください。