色々な色の働きや色彩心理について

こんにちは、Akros 札幌校の三本です。

みなさんはゴールデンウィーク満喫できましたでしょうか?
私の場合は、数年前に壊れて以降ずっと自宅に無かったホットプレートをやっと購入し、よろこび勇んで、焼肉、ジンギスカンと、二夜連続で食べまくりました。

というわけで今回はジンギスカンについてお話したいと思います。
今回は少し目先を変えて、色彩検定等でも扱われている、色のはたらきや色彩の心理的効果についてお話したいと思います。

そもそも色とは

赤、青、黄、緑、白、黒・・・。
モノには色がありますが、なぜ色というのは見えるのでしょうか?
人間の目が認識する光の波長の違いが色として認識されます。
太陽光を分光すると、虹色に分かれます。
波長の低い方から、紫、青、緑、黄緑、黄、橙、赤、となっています。(諸説あります)
これらの波長の光を可視光、可視光線と言います。

例えば、光がモノから反射し、青い光だけが目の中に入ってくると、そのモノは青く見えるというわけです。

色の働き

色はそれぞれに役割や意味を持っています。
人間は、色によって危険を感知したり、感情をコントロールされる場合があります。

  1. 【精神作用】自然界にある色は、本能的に安らぎや心地よさを与えます。
    (青、緑など)
  2. 【区別】スポーツのユニフォームのように、ポジションや敵味方を区別するために働きます。
    (白、黒、赤など)
  3. 【イメージ】色それぞれが持つイメージにより、同じ風景、同じモノでも印象が変わります。
    (暖色系、寒色系など)
  4. 【統一感】制服やユニフォームのように同一色、同系色でまとめることで統一感が生まれます。
    (白、黒、紺など)

色の持つイメージ

色にはそれぞれ意味や印象を決定づける役割を持つ場合があります。
主な例を以下に挙げてみます。

  •  : 情熱、強さ、エネルギーを表す。また食欲に作用するため、飲食店のロゴなどにも利用される。
  •  : クール、誠実、冷静を表し、好印象を与えるため、IT系の企業で利用されることが多い。
  •  : 元気、明るさ、注意を意味する。諸外国では太陽の色として認識されている。
  •  : 自然、若さ、成長などを表す。安心、安らぎを与え、ストレスを軽減すると言われている。
  •  : 清潔、潔白、無を表す。どんな色とも相性がよいため、ベースカラーに用いられることが多い。
  •  : 高級感、存在感、不安などを表す。プラスにもマイナスにも作用するため配色には注意が必要。

色の心理的効果

色彩心理学、カラーセラピーとも言われていますが、色が持つ心理的効果を心理学の見地から研究されています。この心理的効果をうまく利用する事で、WEBサイトとしての目的を効率よく達成することができると思います。個別の色ごとに効果がありますが、今回は系統的なものに限定して紹介します。

暖色・寒色
これはデザインの勉強をしていなくても聞いたことがあると思います。
赤、橙、黄などは暖色系と呼ばれ、温かみを感じさせます。
このことからWEBに限らず料理を美味しく見せたり、食欲を刺激したり、といった効果を狙って広告やデザインに利用されています。
反対に、寒色系と呼ばれる、青、紫、緑などはクールで落ち着いた印象を与えるため、企業のサイトやロゴなどに広く使われています。
進出色・後退色
視力検査で赤と緑の映像を使ったものをご存知でしょうか?
また、スマホなどの高解像度の画面で黒背景に赤文字が表示されて、浮き上がって見えたことはありますでしょうか?
手前に迫ってくるように感じる色と奥に引っ込んでいくように感じる色があります。これは進出色、後退色と呼ばれています。膨張色、収縮色と言い換えると聞いたことのある方をいるかと思います。
進出色、膨張色は、明るく賑やかな印象を与えます。反対に後退色、収縮色は、落ち着きのある印象を与えます。
また、進出色、後退色は、大きさや重さを感じさせることもあるようです。

まとめ

羊肉には、マトンとラムがありますが、ラムの方が高価で特にラムロースが美味しいです。
色が持つ意味、イメージ、心理的効果を理解するとデザインをする上で非常に役に立ちます。
例えばアパレル系のサイトをデザインするとしたら、清潔感があり清楚なイメージの白をベースに、女性をイメージさせるピンク、高貴な印象を与える紫、シックで高級感のある黒、などを基調として考えることができると思います。
必ずしもそれで決まるわけではなく、配色のバランスによっても与える印象は変わります。
WEBデザイナーを目指す時に、センスだけでなくこういった知識も深めていただけるとよいかなと思います。

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