CSS Gridは2019年8月現在スタンダートブラウザーの93%をカバーしています。
CSS側でレイアウトをコントロールする手法としてグリッドレイアウトを学べば、HTMLの構造や意味を損なわずにデザインする、デザインのあるべき姿の高みを目指せることでしょう。
レスポンシブサイトに最適なレイアウト構造をグリッドで簡単に再現することができます。それでいて奥が深いです。
ほぼ間違いなく、数年後のレイアウト手法は従来の「Float、Position」そして現行の「Flex Box」に加えて「Grid」が主流になります。
この4つのレイアウト手法で、CSSレイアウトは本来あるべき形で完成されたといっても過言ではありません。
現在主流の「Flex Box」が定着するのに数年以上かかっていますので、覚えたばかりの人もまだいるかと思いますし、ここでまた新しいレイアウト手法の「Grid」を本格的に学習するのを避けるクリエイターもいるかもしれません。
ただ「Flex Box」でのレイアウトも、場合によっては レイアウトがはみ出してしまうことがあったりと、万能ではありません。その問題を解決する新しい選択肢が「CSSグリッド」なのです。
CSS Gridを使用するということは従来レイアウト手法を使用しない、ということではなく、WEBレイアウト史上初めてそれらの特徴に応じて適材適所の用途別に使い分けられる時代になったと考えてください。
例えば、「Float(文字の回り込み専用)」「Position(絶対・相対配置専用)」「Flex Box(横並び専用)」「Grid(ページ全体、格子状のレイアウト専用)」といった具合です。
単純なグリッドレイアウトを学習するのは簡単ですが、これを実践的に使用とすると一気に奥が深くなります。
本講座ではその深い部分にまで可能な限り対応し、実践的なサイトを制作できるまでのCSSレッスンを予定しています。