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2018年のWEBトレンド予測

Akros 札幌校の三本です。

巷では、そろそろ来年のWEBトレンド予測の話がチラホラ出てきており、鬼が大笑いしているところでしょうか?
そんなトレンド予測のトレンドに乗っかって、制作現場で感じたものを中心に独自のトレンド予測をしてみたいと思います。

先に言っておきますが、巷で予測されているものと乖離があるかもしれないことは、予めご了承下さい。

PCサイト編

デザイン

ファーストビューの重要性

WEBサイトのデザインをする上で、昔から言われていたことですが、ヒーローヘッダーやスプリットレイアウトなどが登場したことで、それがより顕著になってきました。
いかにファーストビューでそのサイトの正しい印象を残すか、これに注力されるようになっています。
弊社デザイナーも、最近は写真の良し悪しでサイトが決まると言っているほどです。
ファーストビューの重要性は昔から変わっていないので、この傾向はしばらく続くと思います。

明朝体の復権

セリフフォントの復権と言い換えてもいいと思います。
以前、日本語フォント(特にWindows系の標準フォント)は余り綺麗ではなかったため、WEB業界では明朝体は敬遠されていましたが、最近は日本語のWEBフォントも充実してきており、明朝体でも綺麗に表示できるようになってきました。それに伴い、グローバルナビゲーションやちょっとしたアクセントとして縦書き表示も増えてきたように感じます。
また、大きなフォントサイトを使ったタイポグラフィーも増えてきています。
今後も、日本語フォントやアイコンフォントとしてWEBフォントの活用は必須になります。

SVGの活用

レスポンシブWEBデザインが当たり前になっていますが、PCサイトとスマホサイトのデザインに差異が大きいと素材も別々に用意しなければいけない場面も実は結構あったりします。
SVGは、ベクター形式ですので拡大・縮小しても綺麗な画像を提供します。
まさに、レスポンシブにうってつけです。
今後は、Illustratorでのデザインも増えてくるかもしれないですね。

Adobe XDの正式リリース

Illustratorでデザインが増えるかもと、上で申し上げましたが、2017年10月19日にAdobe XDが正式にリリースされました。
XDは、ワイヤーフレームからプロトタイプの制作やコーダーへ渡す画像の書き出しまで行えるUXデザインツールです。
これが普及すればコーディングの上流工程は、かなり短縮できるかもしれませんね。

HTML/CSS

CSSはもはやプログラム言語

CSS3の登場、レスポンシブWEBデザインの普及など、様々な要因がありますが、メディアクエリやCalcファンクション、Sass等のメタ言語により、複雑なレイアウトにも対応できるようになりました。
プログラム言語の条件分岐や演算処理のような解釈が必要になってきます。
これに伴い、HTMLに比べてCSSの習得が難しくなってきています。
この傾向は、さらに進むかもしれません。
今のうちにしっかり身につけておきましょう!!

CSS Grid Layout

Flexboxがブラウザ対応も一通り完了し、小慣れてきた感がありますが、新たにGrid Layout Moduleも登場してブラウザ対応も進んできています。
具体的な使い方は、いずれ別の記事でご紹介されると思いますので、今のうちに勉強してみてはいかがでしょうか?

スマホサイト編

デザイン

GIFアニメの復権

PCサイトでは、動画が頻繁に使われるようになり、インパクトのあるサイトが増えてきました。
しかし、スマホサイトでは動画を頻繁に使うと重くなってしまいます。
動画の代替品として、GIFアニメやSVGアニメの活用が増えてきています。
もちろんPCサイトでも同じことが言えるので、ヒーローヘッダー等で大きなムービーを表示したい場面で、SVGアニメとともに活用されていくと思います。

ハンバーガーメニューは無くならない

スマホが登場した当初は、片手で操作するために親指に近い画面下にメニューがあった方がよいという話や画面が小さいため、メニューが画面全体を占めるとコンテンツが見えない等、色々言われていました。
AppleやAdobeなどのサイトでハンバーガーメニューが採用され、日本でも一気に普及しましたが未だに賛否両論あります。
最近のスマホは、画面や筐体が大きくなり、片手で操作することもほとんどないと思います。
したがって、インタラクティブなハンバーガーメニューやメニュー以外のコンテンツのあるもの等、必要に応じて残っていくように思います。

モバイルファーストの本当の時代

WEBサイトの利用者は、20~30代が主流になりつつあります。
この年代のユーザーは、PCを持っていないがスマホは持っている。スマホでしかサイトを見たことが無い。
など、40代以降には・・・はぁ?
という状況が当たり前になってきています。
スマホで見ることに最適化されたコンテンツの構築が最優先される、という本当の意味でのモバイルファーストが普及していくと思います。

まとめ

個人的には、このまま進んでいくとレスポンシブWEBデザインの考え方は破綻すると思っています。
PCサイトの最適化とモバイルサイトの最適化の方向性が同じでなければ、開発コストは増大するだけですので、そうならないようにコンサルしていくことがWEB制作会社の命題かもしれません。
レスポンシブとそれ以外の使い分けは、当然のことながら必要になってくると思います。

2017年のトレンドと被ってるとの声が聞こえてきそうですが、スマホの登場やGoogleガイドライン改定などの大きな波が来ない限り、爆発的な変化は起こらず、ゆるやかに変化し続けていくと思います。
そう、iPhoneのように・・・ね。


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